沖縄 20~30代就職・転職

「あなたらしく働く」を豊かにするコラム

沖縄の各分野で活躍するエキスパートたちのリアルな声! 仕事選びから働き方、人生観まで様々な視点で深掘り。「あなたらしく働く」をもっと豊かにするヒントが満載です。

「失敗を恐れない心構え」 のコラム

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攻めの失敗を重ねよう!

まずこれは断言できるのですが、人生ノーミスで過ごす人間なんていない!ということです。
人に迷惑を掛けたら反省すべきところですが、そうではなく自分の中で収まりの付く範囲なら別に大したことはありません。
実際、何か月か前のしくじった出来事なんて覚えていないですし、人間には「忘れる」という優秀なメカニズムが備わっています。

…ということを、何かあった際は自分に言い聞かせるように過ごしていますし、その攻略法で正解だと思っています。
そもそも「凹む」という感情自体、非常に曖昧なものです。

自分に期待し過ぎているからそういう感情になるだけで、現在地がそんなもんだと思えば立ち位置がはっきりとしてやるべきことが明確になります。
ですから、課題が見つかって、さらなるステップアップのチャンスなんだ!

…ということを、これまた自分自身に言い聞かせるように過ごしています。
その分、肝に銘じていることは「仕事の失敗は仕事で取り返す」ということです。
似たような場面が来るその時に備えて、先の失敗を繰り返さないようなシチュエーションはしないといけないと思っています。

失敗の種類にも、守りと攻めがあると思っていて、何もしなくて好機を逃す“守りの失敗”は何も得られるものが無かったという意味でやはり失敗だと思いますが、チャレンジした結果の“攻めの失敗”からは、やったからこそ分かる次に活かせるノウハウを身に付けられたことや、納得感のある諦めを手に入れられることは、次に進む大きな一歩だと思います。

あれと似てますね!書いてて気づきました。恋愛と似ています!告白したかしていないかで未練が残るかどうか。あの時のフラれた爽快感です!
若いころ、特に20代の頃は失敗なんて無いに等しいかもしれません。瞬間的には失敗だったとしても、長期的には経験です。

ですから、子どもにも自分の失敗は恥ずかし気もなく伝えるようにしています。こうやってしくじった経験を話すことで、子どももなるべく失敗しやすい=踏み出しやすい環境を作りたいと思っています。また、若気の至りでやってしまった恥ずかしい不義理を伝えて、同じ轍は踏まさない教訓になれば良いとも思っています。

失敗をエピソードに変えて浄化させるというのもひとつの手ですね。
「Spotifyをメキシコから乗っ取られて、お気に入り曲リストがラテンだらけになった」時は、ラジオのオープニングトークがひとつ出来たぞ!よっしゃ!くらいの感じでした(これはもしかしたら良くない感覚かもしれませんし、特に何か攻めた結果でもないですが!)

他人の失敗をチャレンジとして讃える習慣ができれば、自分の失敗にも寛容になれる気がします。元気にミスっていきましょう!

ステップアップナビゲーター


ラジオパーソナリティ

ナガハマヒロキ

ナガハマヒロキ

失敗は未来への種

社会人としてキャリアを歩み始めると、「失敗したらどうしよう」と不安に駆られることは誰にでもある。
特に20代から30代の若手にとって、失敗は「評価を下げること」や「将来のキャリアを閉ざすこと」に直結するように感じられるかもしれない。
しかし実際には、失敗は避けるべきものではなく、成長のために必要な通過点である。
本稿では、失敗との向き合い方について考察する。

失敗とは何か

まず大前提として、「失敗しない人はいない」という事実を受け入れることが大切である。
仕事や挑戦の過程で、思うように成果が出なかったり、周囲の期待に応えられなかったりすることは誰にでもある。けれど、それは“その瞬間に望んだ結果が出なかった”にすぎない。

本当に重要なのは、そこから何を学ぶかという点である。
失敗を単なる挫折として終わらせるのか、それとも次のステップに向けたヒントと捉えるのか――その違いが、キャリアの成長スピードを大きく変える。

また、失敗はつきものであるからといって、手を抜いてはならない。
一生懸命に取り組むからこそ、何がダメだったのか、次はどうしたら良いのかが見えてくる。
真剣に取り組んだ先にこそ、次につながる学びがあるのである。

失敗とチャレンジは表裏一体

私自身、株式会社Cavitteを立ち上げてから数え切れないほどの失敗を経験してきた。
うまくいかない企画や、期待どおりに進まなかったプロジェクトも数多くある。
しかし振り返れば、それらの経験こそが今の自分を形づくっている。

チャレンジしなければリターンはない。そして20代こそ、失敗を恐れずに挑戦するべき時期である。
今活躍している経営者やリーダーたちも、実は経営不振や苦境を乗り越えてきた人がほとんどである。むしろ、失敗を経験しているからこそ、成功をつかむ力を養ってきたといえる。

一方で、結果だけを見て後出しジャンケンのように批判する人もいる。
正直に言えば、そのような人の言葉を気にする必要はない。
挑戦した者だけが得られる学びがあり、そこにこそ価値があるのである。

失敗を糧に成長する

これから先、職業人生は長く続いていく。その中で、失敗は必ず訪れる。
だからこそ「恐れる」のではなく、「どう活かすか」を考える姿勢が重要である。

失敗から学び、改善点を見つけ、次に活かす。この積み重ねが人を大きく成長させる。
社会は“失敗しない人”ではなく、“失敗を糧にできる人”を求めているのである。

まとめ

失敗は、避けるものではなく、未来への種である。挑戦しなければ成功もなく、挑戦すれば失敗はつきもの。だからこそ、恐れずに踏み出すことが重要である。

そして、手を抜かずに真剣に取り組むこと。
挑戦したからこそ学べることがあり、その学びを糧に成長していくことができる。
これからのキャリアにおいて、失敗を恐れるのではなく、成長のための力に変えていこうではないか。

ステップアップナビゲーター

株式会社Cavitte(キャビット)

代表取締役

粟国 傑(あぐにすぐる)

粟国 傑(あぐにすぐる)