沖縄 20~30代就職・転職

「あなたらしく働く」を豊かにするコラム

沖縄の各分野で活躍するエキスパートたちのリアルな声!
仕事選びから働き方、人生観まで様々な視点で深掘り。
「あなたらしく働く」をもっと豊かにするヒントが満載です。

初めての就職、20代で学んだこと

ラジオのパーソナリティという職業は「就職」とはほど遠いものです。番組1本いくらという形でギャラをもらいつつ、週末は司会やイベントのオファーが来ればありがたく仕事をこなし、結果的に今月の収入はいくら…という完全なる自営業。さらには半年に一度の改編期には、番組が続くか終わるかの契約更改まであります。

ナレーター・声優・バスガイド、喋る職業は多々あれど、固定給があるのは放送局員であるアナウンサーだけと言ってもいいでしょう。ラジオの中では明るく楽しく喋っているパーソナリティも、その裏では「嗚呼、安定収入。嗚呼、ボーナス」とほぼ全員が思っているはずです(そうだよね?)。私は一度、住宅ローン審査の時に、「謝絶」というハードな文字を突きつけられたことがあり、己の社会的信用力の無さを痛感したことがあります。

あいにく、私の祖父母はパーソナリティとアナウンサーの違いがよく分かっていないので、安心してもらうべく便宜上「あなたたちの初孫は立派なアナウンサー」ということにしています。

ただそんな私も20代の半ば、会社員として固定給をもらっていた時期がありました。

某県内のIT会社で、企画やイベント運営の仕事をしていたんです。わずか2年間ばかりでしたが、出会いに恵まれまして当時の先輩・同僚には「ヤギ汁を一緒に食べるMさん」や「今の日本のロックシーンをどう思うかを語り合うSさん」など、退職後も繋がっている方がたくさんいます。

勤務最終日に、ある先輩から掛けられた言葉が今でも忘れられません。

「ナガハマ君、人間は節目節目で生きているわけではないからね。今後もよろしくね」

所属や立場が変われど、個と個のつながりは確かに残っている。そして何より、仕事上だけの淡泊な関係ではないということを確認できた気がして嬉しくなりました。なんて良い言葉なんだ!と感銘を受けた私は、今では自分がはなむけの言葉を贈る際に使わせてもらっています。

よく「出会いと別れは繰り返す」と言いますが、現代はSNSなどもあり、去り際に何度も振り返ってしまうような別れはなくなったのではないかと感じます。「新たな出会いを続けていく人生」の時代になったと思います。

仕事の醍醐味は新たな出会いだと思っていますので、このコラム執筆での巡り合いも楽しみにしています。もしかしたらこれを読んでいるあなたが、私に何かしらの融資の審査を通してくれる未来に期待して。

ステップアップナビゲーター

ラジオパーソナリティ

ナガハマヒロキ

(https://office-fanfare.com/nagahamahiroki/)

他のナビゲーターたちのコラム

テーマ
「初めて就職した時の事」

未経験から始めた挑戦、そして今

公開日:2024/11/1

この度縁あって当コラムを1年間執筆することになった株式会社Cavitte 粟国です。第一回目の今回は、私が初めて就職したときのことを話したいと思う。

~接客好きが高じてホテル業界へ挑戦~

私は現在、約14年間の人事の経験を活かし、採用代行事業をメインに沖縄県内の中小企業の採用支援をしているが、最初から人事の仕事をしていたわけではない。

学生時代から接客のアルバイトを続けていて、人と接する仕事に大きな魅力を感じていた私は、接客業の中で最もレベルが高いと感じたホテル業界で、自分のスキルを試してみたいと考え、ホテル業界へ飛び込んだ。

初めて就職したホテルは那覇市にあるビジネスホテルで、フロントクラークとして働くことになった。右も左もわからない状況からのスタートであったが、上司や先輩社員から本当に多くのことを学ばせてもらった。いまでも、私の働くうえでの基礎を築く大切な期間となったと考えている。

~与えられた仕事に全力を尽くす~

ビジネスホテルのフロント業務は、チェックインやチェックアウト、キャッシャー業務、観光案内、荷物の発送受付、宿泊予約など非常に多岐にわたる。逆にそれが私にとっては貴重な経験だった。また、観光のお客様も多く訪れるホテルだったため、観光情報も熟知していなければならなかった。そこで、休日を利用して自ら観光地を巡り、実際の体験を通して知識を深めた。これにより、お客様に自信を持って案内できるようになり、感謝の言葉をいただく機会も増えていった。

また、ビジネスのお客様と観光のお客様では求められるサービスが異なるため、それぞれのニーズに合わせた接客を心がけた。お客様に合わせた時間感覚で対応することで、リピーターのお客様にも名前を覚えていただけるようになった。

~お客様の立場に立つ心と次へのステップ~

ホテルでの仕事を続けるなかで、最も大切だと感じたのは「お客様の立場に立つ」ということだった。毎日異なるお客様が異なる目的で訪れるが、どのお客様もホテルに対して何らかの期待を抱いて来られる。その期待に応えることが基本であり、期待を超えるサービスを提供することができたときには、感動が生まれ、リピーターとして再訪される。この考え方は、現在の採用支援の仕事においても大切にしている。

しかし、次第に「もっとレベルアップしたい」と考えるようになり、さらなる成長を求めて転職を考え、新たな環境に挑戦する決意をした。転職には不安もあったが、目標を明確にし、これまでの経験を活かすことで新しい道を切り開くことができた。

結び

初めての就職や転職には不安がつきものだが、目の前の仕事に全力を尽くしていくことで道は拓けてくる。誰もが最初は未経験からのスタートであり、一歩一歩の積み重ねが大きな成長につながる。悩んでいる皆さんも、まずは勇気をもって一歩踏み出してみてはいかがだろうか。その先には新しい自分との出会いが待っているかもしれない。

ステップアップナビゲーター

株式会社Cavitte(キャビット)

代表取締役

粟国 傑(あぐにすぐる)

粟国 傑(あぐにすぐる)

多岐にわたる挑戦、社会人一年目の学び

まずはみなさん初めまして。僕はラジオパーソナリティ、メイクマン公式アンバサダー、空間コーディネーター、バンドマン、木工雑貨職人など様々な肩書きを持っています。どれが本業?ときかれることが多いのですが僕はどれも本業だと思っています。好きなことを続けてきた結果、現在それぞれがどうにか生業になっています。

しかし初めから現在のような動き方で仕事をしていたわけではありません。

大学時代から勤めていた英会話教室のバイト先に卒業後スライド就職。これが僕の社会人デビュー。そこでは英会話教室のマネジメントと飲食部門でカフェの店長を兼任していました。

仕事の内容は英会話教室では生徒を増やすためキャンペーンを打ったりそのチラシを地道にポスティングしたり、外国人講師の面接・採用、教室のスケジュール管理など。

飲食部門ではアルバイトのスケジュール管理、メニュー開発、イベント企画・運営、多くの方にカフェを利用してもらうため様々なプランを打って試行錯誤を続けたりとたくさんのことにチャレンジしていました。

文面では鬼のような仕事量に感じますが嫌だと思ったことはなく、むしろ社会人として仕事をしている!という充足感すらありました。側から見てもそれは感じ取れたのではないかと思います。

しかし社会人一年目。全てがうまくいくはずもなく。

当時僕には知識も経験もなく、加えて創業間もない会社だったため蓄積されたノウハウもなければマニュアルもない。人を頼るのが下手で、自分なりに手探りで仕事を進めていましたがやはり結果は「社会人一年目」の域を出ず。事業の成長どころか現状維持にも苦戦していました。

見通しが甘く、周りが見えず、バランスが取れず、一緒に仕事をしていた仲間たちには大変迷惑をかけたと思います。。。

しかしその経験の中で学ぶことは多く、僕は何が得意で何に向かないのかを知ることができました。

思えば社会人一年目からこれだけいろんな経験を積むことができたのはあの会社以外にはあり得なかったかもしれません。今では本当に感謝しています。

ちなみに当時のオーナー(社長)とは現在でもたまに会うことがあり笑顔でお酒を共にしています。

会社を退職後、英語が少しできることと学生時代からバンドを続けてきたことで次の仕事のチャンスが舞い込んで来るのですが、それはまたの機会にお話しさせてください。

ステップアップナビゲーター

・ラジオパーソナリティ
・メイクマン公式アンバサダー
・空間コーディネーター

タイシロウ

タイシロウ

初めての仕事で学んだこと

私が初めて就職したのは、高校2年の夏休みの短期バイトでした。

母が働いていたスーパーだったんですが、「人手が足りないから夏休みだけでも」との事で誘われたので、職場体験ついでの小遣い稼ぎをしよう!と思い働く事にしました。
内容はスーパーの品出しと簡単な接客だけ。
シンプルなザ・短期バイトという感じでした。

初バイト、当時はかなり不安でした。
というのも芸人になることなんて一切考えていなかった私は、コミュニケーションを特に苦手としていたんです。

職場の人やお客さんと話さなきゃいけない…という不安に加え、初めてお金をもらって仕事をするという事で必要以上にプレッシャーを感じていました。

ところがなんとこのバイト、私にとってはかなりの神バイトだったんです!

品出しは私の大好きなパズルに似た(と勝手に思っている)作業で、とても楽しい!
コミュニケーションはほとんど無い!(これは人によると思う)

といった感じで、周りのパートさんや同い年くらいのバイトの子と何か話した方がいいかな…と思いつつも、ほぼ話さずにずっとパズル感覚で品出しに没頭していました。

たまにお客様からお声掛け頂いた時はドキッとしますが、大抵「この商品はどこにあるの?」という質問です。

品出しをする中で商品の位置は大体把握しているのですぐにご案内できます。
これでお客さんとのコミュニケーションは悠々とクリアしていました。

あと黙々と作業するしかなかったお陰で、職場に馴染めてなかった割には意外と店長や社員さんからの評価が高かったです。

「お喋りしないで黙々と真面目に仕事やってて偉いねって、店長が褒めてたよ〜」というような事を何度か母から聞いていました。(親バカの可能性あり)

これに関しては店長と社員さんの人柄にもかなり恵まれているとは思いますが、案外話せなくてもなんとかなってました。
あと昔から愛想は良い方だったので、そのおかげで評価も良くなったのかなと思います。

おかげで品出しバイトは私にとって最高の天職になりました。

この初就職で私が学んだ事は
「無視できる苦手はできる限り無視」「得意な事はとことん」「とりあえず愛想良く」の3つです。

私は社会においてかなり重要なコミュニケーションをできる限り無視していましたがどうにかいい感じに転びましたし、なにか話しかけられた時や頼まれた時に愛想良く笑顔で答えられたら無問題です。

苦手な事を少しでも頑張れれば、あとは好きな業務をとことんやりましょう。
段々とステップアップしていく中で、苦手な事も少しずつこなせるようになるはずです。

初めてのお仕事は気張らず焦らず、少し緩めのメンタルでもいいんじゃないかなぁと思います。

これを読んでいる皆さんが、初めてのお仕事で好きな事をとことん楽しめますように。

ステップアップナビゲーター

吉本興業株式会社
株式会社よしもとエンタテインメント沖縄

お笑いコンビ 桃花鳥(トキ)

よすみ

よすみ

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攻めの失敗を重ねよう!

まずこれは断言できるのですが、人生ノーミスで過ごす人間なんていない!ということです。
人に迷惑を掛けたら反省すべきところですが、そうではなく自分の中で収まりの付く範囲なら別に大したことはありません。
実際、何か月か前のしくじった出来事なんて覚えていないですし、人間には「忘れる」という優秀なメカニズムが備わっています。

…ということを、何かあった際は自分に言い聞かせるように過ごしていますし、その攻略法で正解だと思っています。
そもそも「凹む」という感情自体、非常に曖昧なものです。

自分に期待し過ぎているからそういう感情になるだけで、現在地がそんなもんだと思えば立ち位置がはっきりとしてやるべきことが明確になります。
ですから、課題が見つかって、さらなるステップアップのチャンスなんだ!

…ということを、これまた自分自身に言い聞かせるように過ごしています。
その分、肝に銘じていることは「仕事の失敗は仕事で取り返す」ということです。
似たような場面が来るその時に備えて、先の失敗を繰り返さないようなシチュエーションはしないといけないと思っています。

失敗の種類にも、守りと攻めがあると思っていて、何もしなくて好機を逃す“守りの失敗”は何も得られるものが無かったという意味でやはり失敗だと思いますが、チャレンジした結果の“攻めの失敗”からは、やったからこそ分かる次に活かせるノウハウを身に付けられたことや、納得感のある諦めを手に入れられることは、次に進む大きな一歩だと思います。

あれと似てますね!書いてて気づきました。恋愛と似ています!告白したかしていないかで未練が残るかどうか。あの時のフラれた爽快感です!
若いころ、特に20代の頃は失敗なんて無いに等しいかもしれません。瞬間的には失敗だったとしても、長期的には経験です。

ですから、子どもにも自分の失敗は恥ずかし気もなく伝えるようにしています。こうやってしくじった経験を話すことで、子どももなるべく失敗しやすい=踏み出しやすい環境を作りたいと思っています。また、若気の至りでやってしまった恥ずかしい不義理を伝えて、同じ轍は踏まさない教訓になれば良いとも思っています。

失敗をエピソードに変えて浄化させるというのもひとつの手ですね。
「Spotifyをメキシコから乗っ取られて、お気に入り曲リストがラテンだらけになった」時は、ラジオのオープニングトークがひとつ出来たぞ!よっしゃ!くらいの感じでした(これはもしかしたら良くない感覚かもしれませんし、特に何か攻めた結果でもないですが!)

他人の失敗をチャレンジとして讃える習慣ができれば、自分の失敗にも寛容になれる気がします。元気にミスっていきましょう!

ステップアップナビゲーター


ラジオパーソナリティ

ナガハマヒロキ

ナガハマヒロキ

「無理をする」を取り除こう

仕事というのは本来は期待に応えるため「頑張る」ものだとは思っているのですが、頑張る=良い成果、とは一概に言えないところもありますよね。
時間と労力を掛けて取り組んだ仕事よりも、リラックスした状態でやった仕事の方が評価されたりします。国民的ソングの制作秘話で「30分で出来ちゃいました」的なエピソードがまさにそれです。

そういう意味では、何が評価されるか分からないんですよね。
頑張ったってのは自分の内側だけにおける感想だし、「こんなに頑張ったのに何で報われないんですか!」という自己満足は第三者は分かってくれないですから。
頑張るにも種類があると思っていまして「理想のビジョンに向かって頑張る」なのか、ただただ闇雲にノルマを詰め込んで「無理をして頑張る」なのか、その性格は全然違ってきます。

ですから、頑張るのはもちろん頑張るし頑張ってもらわなくちゃ困るんですけど、「無理をする」というところを取り除いていく努力をしていきましょう。

≪その①「先手を取る!」≫

皆さんも経験があると思いますが、自発的に頑張っているのってそこまで疲れないんですよね。部活とか受験とかがそうだったと思うんですけど、目標があると疲弊しない。
でも、人に言われてやる、締め切りに追われている、受け身なスケジュールになっている等の状態の時は、やらされてる感が出て一気に疲れてしまいませんか。

早めに仕事を進めて追われるより追うようにする、締め切りよりも余裕を持って仕上げる、アポの時間を完全に相手に委ねない(候補日時を出して選んでもらう・もしくは複数の候補日を先方から出してもらう)などの工夫で先手を取りましょう。
先手必勝で頑張れば、あとは幾分かラクになれるはずです。

≪その②「余白の質を高める」≫

時間貧乏性の私もやってしまいがちなんですけど、隙間を詰めすぎてしまうスケジュールの組み立て。これは自戒を込めて見直さないといけません。
この後にケツがあることでバタバタしてしまうことがあります。

この隙間をもったいないと思うのではなく、インターバルの時間と捉えることで、タスクのやり残しをこなすことも出来ますし、昼寝しても良いんです。

≪その③「よりプライベートな環境に近づける≫

これは人によって相性はあると思うんですけど、私は仕事とプライベートの境目があまりないのが合っているタイプです。
生放送や収録は大体スケジュールは固定されるんですけど、それ以外の場合ですと、作業する場所を変えてリフレッシュする、一旦サウナ入る、カレーの具材切って煮込んでいる間に作業する、爆音のロック聴きながらビートに乗せてコラムを書く(←イマココ)などすると、むしろ集中して効率良く進めることができます。

ただON/OFFのメリハリを付けた方が良いという方も多くいらっしゃると思いますので、その濃淡は自分にフィットする塩梅でお試しください。
頑張っているあなたほど、休む=怠けると捉えてしまいがちなのかもしれません。

休む=コンディションを整える=質の良い仕事に繋がる、と肯定的に捉えていきましょう。
息を吐いてばかりじゃ酸欠しちゃいますからね。同じ分だけ余裕を吸い込んでいきましょう。

ステップアップナビゲーター


ラジオパーソナリティ

ナガハマヒロキ

ナガハマヒロキ


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