「あなたらしく働く」を豊かにするコラム
沖縄の各分野で活躍するエキスパートたちのリアルな声!
仕事選びから働き方、人生観まで様々な視点で深掘り。
「あなたらしく働く」をもっと豊かにするヒントが満載です。
最近は、NISAやiDeCoといった言葉を耳にする機会も増え、20代、30代でも「投資ってやった方がいいのかな」と考える人が多くなってきた。
一方で、「なんだか難しそう」「損しそうで怖い」「そもそも投資ってお金持ちがやるものでは?」というイメージを持っている人も少なくないだろう。
今回は、そんな"投資との距離感"がどう変わってきたのか、そしてこれからの時代にどう向き合えばいいのかを、少し肩の力を抜きながら考えてみたい。
1.昔は“貯金こそ正義”、投資はちょっと怪しいものだった
昔は投資というと「お金持ちがするもの」というイメージがかなり強かった。
昭和から平成のはじめ頃までは、「とりあえず貯金しておけば安心」という感覚が社会全体にあり、
銀行に預けておけば利息もつくし、真面目に働いていれば会社も守ってくれる。
そんな前提が成り立っていた時代である。
昭和には上司から「はい、これタクシー代」と1万円札をポンと渡される場面もあったといい、
平成のバブル期には新卒の内定者を海外旅行に連れて行く企業まであったと聞く。
そんな時代を知る人からすると、「会社に勤めて真面目に貯金していれば何とかなる」という
感覚があったのも無理はない。
だからこそ、「株式投資はリスクが大きい」「失敗したら怖い」という思い込みも広がりやすかったのである。
2."貯めるだけ"では心もとない今、投資は「キャリアの選択肢」を増やすツールに
ただ、時代は変わった。
「会社に長く勤めていれば安心」「年金があるから大丈夫」と言い切れる空気は、
かなり薄くなっている。
少し前には「老後2000万円問題」が話題になった。
あの言葉を聞いたとき、心の中でそっと電卓を叩いた人も多かったのではないだろうか。
さらに今は物価の上昇や社会保険料の負担増もあり、ただ銀行に預けているだけでは安心感が昔ほど強くない。
ここで大切なのは、「お金を稼ぐのは悪いことではない」という感覚を持つことだ。
ただ銀行に預けているだけでは少し心もとない今、大切なのは資産形成を「お金儲け」ではなく、
「自分の生活とキャリアを守る準備」と捉え直すことである。
資産に少しでも余裕ができれば、「本当にやりたい仕事への転職」「スキルアップのための休職」「独立」など、
キャリアの選択肢がグッと広がる。
お金の余裕は、心の余裕、そしてキャリアの自由度に、直結するのだ。
3.若いうちから、できる範囲で「小さな一歩」を
資産形成は一発逆転ではなく、時間を味方につけるある意味ゲームだ。
「すぐに倍になります」といった話が出てきたら、まず深呼吸してみよう。
たいていうまい話には裏がある。
大事なのは、できる範囲でいいから始めてみることだ。
毎月数千円でもいいし、無理のない範囲で積み立てるだけでもいい。
最初から経済ニュースを難しい顔で読む必要はなく、スマホを見ながら株価を見て一喜一憂しなくてもいい。
ただ、少額でも始めると不思議なもので、円安・株価・企業などの経済ニュースが一つに繋がってくる。
その結果、これまで遠い世界の話だったものが、自分のキャリアを考える上での大きなヒントに繋がることも
あるのだ。
まとめ昔のように「会社と貯金に任せておけば安心」という時代は過ぎ、自分の未来は自分でデザインする時代になった。
投資はすぐに儲けるためのものではなく、経済を知り、自分の人生とキャリアのハンドルを自分で握るための行動と捉えよう。
キャリアもお金も、結局は「未来の自分をどうつくるか」という同じテーマに行き着く。
焦らず、無理なく、長い目で、未来に向けた小さな一歩を踏み出してほしい。

粟国 傑さんの他のコラム
とは?
沖縄の20~30代の就職・転職を応援する、ジェイウォームの特設コーナーです!
ジェイウォーム ステップ! 独自の4つの条件で絞り込んだ求人や、お仕事Q&A、豆知識を掲載中!