沖縄 20~30代就職・転職

「あなたらしく働く」を豊かにするコラム

沖縄の各分野で活躍するエキスパートたちのリアルな声!
仕事選びから働き方、人生観まで様々な視点で深掘り。
「あなたらしく働く」をもっと豊かにするヒントが満載です。

「言えない自分」を少しずつ変えていくために

会議や打ち合わせで、「こう思うんだけど…」と頭では考えているのに、なかなか口に出せない。そんな経験はないだろうか。
実は、“自分の意見を言うのが苦手”という悩みは、多くの人が抱えている。
今回は、その原因を整理し、少しずつ「伝えられる自分」になるためのステップを考えていきたい。

1.苦手には、2つのタイプがある
「意見を言うのが苦手」と一口に言っても、実は2つのタイプがある。
ひとつは自分の意見をまとめるのが苦手なタイプ
もうひとつは、意見はあるけれど発言するのが苦手なタイプだ

まず前者の場合は、書いて整理することが効果的だ。
頭の中で考えるよりも、ノートに書き出すだけで「自分は何を伝えたいのか」が見えてくる。
その際に役立つのが、PREP法(Point→Reason→Example→Point)だ。

たとえば、何か提案したいときに次の順番で考えてみよう。

1.Point(結論):私は○○すべきだと思う
2.Reason(理由):なぜなら〜だから
3.Example(具体例):たとえば〜のような事例がある
4.Point(再主張):だから○○すべきだと考える

この流れで書くと、頭の中が整理され、筋の通った意見になる。

2.発言する勇気は“慣れ”で育つ
一方、意見はあるのに発言できない人も多い。
「間違っていたらどうしよう」「知識が浅いと思われたら恥ずかしい」——そんな不安を抱えて、つい黙ってしまう。

だが、これは決して“あなただけ”ではない。多くの日本人が同じような不安を抱えている。
大切なのは、完璧な意見を言おうとしないこと。
まずは「会議や打ち合わせで1回は発言する」「1つは質問をしてみる」と小さなルールを決めよう。
回数を重ねるうちに、「思ったより大丈夫だった」「聞いてもらえる」と実感できるようになり、自然と慣れてくる。

3.“受け身の時間”を“考える時間”に変える
ただし、発言や質問をする前には、自分なりに整理しておくことが大切だ。
たとえば、会議中も「このテーマを自分だったらどう考えるか?」と置き換えてみる。
受け身で聞くよりも、能動的に考える姿勢が、思考力と発言力の両方を育てていく。
その習慣を続けているうちに、気づけば自然と自分の意見を持ち、伝えられるようになっていくはずだ。

まとめ:小さな一歩が、自信をつくる
意見を言うのが苦手なのは、才能の問題ではなく、整理と慣れの問題である。
ノートに書き出して思考を整理し、会議では1回でも発言してみる。
その小さな積み重ねが、やがて「意見を言える自分」への自信になる。

大切なのは、うまく話すことではなく、自分の考えを持つこと。
今日から少しずつ、“伝える勇気”を育てていこう。

ステップアップナビゲーター

株式会社Cavitte(キャビット)

(https://cavitte.co.jp/)

代表取締役

粟国 傑(あぐにすぐる)

他のナビゲーターたちのコラム

テーマ
「自分の意見を言うのが苦手なあなたへ」

「否定されたらどうしよう」から抜け出す、小さな一歩。

特に沖縄は人間関係が比較的近いですから、こじらせたくないという意識からあまり主張することは少ないかもしれませんね。
また、自分の意見を言う時に、何が不安な気持ちにさせてしまうかって、おそらく「否定されたらどうしよう」という心理だと思うんですよね。

最近は何かを曲解して、相手を言い負かすことに対して快感を覚える人も見受けられますので、余計に怖気づきますよね。
ただ、「意見を主張する」というのは何も“結論を自分の意のままにする”というわけではなくて、“この意見を起点に、結論に向かって対話する”ということだと思います。

例えば、会議の参加率が低い!という議論になった時に、一方の主張が「とにかく全員参加だ!」という極端なものだった場合、「それならリモートやアーカイブ視聴OKにしましょう」という意見で手段を変えて全員が目指す目的を達成できます。

これは是か非で片付けるのではなく、「相手の言葉に耳を傾ける姿勢があるか否か」で左右される感覚だと思います。
意見や主張は対立させるものではなくて、両輪で前に進むものと考えると、幾分か自分の考えを伝えやすくなるのではないでしょうか。

まあ、ここまで言いましたけど、意見が無ければ無いでそれは良いんです。
意見を出すほどのこだわりが無いなら、わざわざ探そうとしてもしょうがないですから。
「あ、このことに関しては自分の中から意見が生まれてこないから、その程度の興味関心なんだな」と認識できただけでも前進です。

いや、意見が無いのに無理やり意見を言って現場が混乱する方が不幸ですからね!
声が大きい人に全体が引っ張られてしまうきらいがあるので、例えば立場が上の方が「何かここで意見を言っておかないと自分が薄っぺらく見えちゃうかな、どうしよう」くらいの感覚で、門外漢のことに対してそれっぽく意見してしまったその日にはっ!!!後輩や部下が、その分野では素人の意見におもねるように中身が変わってしまい、本来のクリエイティブが発揮できなくなりましたなんてこともあるでしょう(嗚呼懐かしの東京オリンピック開会式とか)
例え多少のプライドがあったとしても専門的な知識を持った人に「任せますよ」と言える度量を持っていきたいものです。

無理して意見を言ってもそれこそただ会議が長引くだけ、とかありますからね。そんな時、私は敢えて何も発しない「積極的沈黙」という作戦を取ります!
言いたい意見があった時には、一度言語化するために紙に書き起こしておくのも良いかもしれません。そしてそれを箇条書きにし、なるべく伝えたいことをシンプルにすると良いですよね。
そして紙に書いた言葉たちは一旦忘れて、読み言葉ではなく、自分の言葉で喋ると相手にも思いが伝わりやすくなると思いますよ。

ステップアップナビゲーター


ラジオパーソナリティ

ナガハマヒロキ

ナガハマヒロキ

NEW!

考え過ぎてしまう人へ

こんにちは、よすみです。
みなさんは、会議や話し合いの場でちゃんと意見を言えますか?

…言えないですよねー、分かる分かる!意見を言うのって難しいですよね!
かくいう私も、意見を言うのが得意ではありません。
今回は私が意見を言うのが苦手な理由と、そして私なりの意見が言いやすくなる方法をお話しできればと思います!

私が意見を言えない理由として1番大きいのは、「考え過ぎてしまう」という点です。
(変な意見だと思われたらどうしよう…)とか、(相手の意見を否定しているみたいになって、気分を害したらどうしよう…)とか色々考えてしまいます。
とにかく、どうしよう…が頭から離れません。

それと周りが普段あまり話さない人達だけだと、なんとなく四面楚歌な感じに思えてきて、萎縮して話せなくなっちゃうんですよね。
このような私でも、意見を言いやすい場というものがあります。

「話しやすい人がいる場」です。
この人なら私の言いたい事を分かってくれそうだな、という安心感は意見を出す場においてかなりデカいです。
味方と思える人が1人いるだけでだいぶ話しやすくなります。

どうやったら意見を言えるようになるんだろう…と悩んでいる方、話し合いや会議の場においての事だけ考えていませんか?
私はかつてそうでした。

そこではなく、まずは普段のコミュニケーションから頑張ってみるのがいいと思います。
いきなり意見を出そうとしても、難しいのは当然です。

信頼して話せる同期や先輩・後輩の輪をどんどん広げていくと、意見を出す場でも割と話しやすくなりますよ。
それに意見を言えるとめっちゃくちゃスッキリしますしね!

他の人の意見を聞くと、自分の考え方に足りない部分を知る事ができるので、やっぱり自分のスキルアップのためにも意見出しは大事なんだなぁと実感しました。

私もまだまだ自分の話しやすい輪を広げている最中です。
人見知りな私でもどうにかできているので、これを読んでる皆さんなら余裕余裕!
一緒に頑張っていきましょー!

ステップアップナビゲーター

吉本興業株式会社
株式会社よしもとエンタテインメント沖縄

お笑いコンビ 桃花鳥(トキ)

よすみ

よすみ

粟国 傑さんの他のコラム

失敗は未来への種

社会人としてキャリアを歩み始めると、「失敗したらどうしよう」と不安に駆られることは誰にでもある。
特に20代から30代の若手にとって、失敗は「評価を下げること」や「将来のキャリアを閉ざすこと」に直結するように感じられるかもしれない。
しかし実際には、失敗は避けるべきものではなく、成長のために必要な通過点である。
本稿では、失敗との向き合い方について考察する。

失敗とは何か

まず大前提として、「失敗しない人はいない」という事実を受け入れることが大切である。
仕事や挑戦の過程で、思うように成果が出なかったり、周囲の期待に応えられなかったりすることは誰にでもある。けれど、それは“その瞬間に望んだ結果が出なかった”にすぎない。

本当に重要なのは、そこから何を学ぶかという点である。
失敗を単なる挫折として終わらせるのか、それとも次のステップに向けたヒントと捉えるのか――その違いが、キャリアの成長スピードを大きく変える。

また、失敗はつきものであるからといって、手を抜いてはならない。
一生懸命に取り組むからこそ、何がダメだったのか、次はどうしたら良いのかが見えてくる。
真剣に取り組んだ先にこそ、次につながる学びがあるのである。

失敗とチャレンジは表裏一体

私自身、株式会社Cavitteを立ち上げてから数え切れないほどの失敗を経験してきた。
うまくいかない企画や、期待どおりに進まなかったプロジェクトも数多くある。
しかし振り返れば、それらの経験こそが今の自分を形づくっている。

チャレンジしなければリターンはない。そして20代こそ、失敗を恐れずに挑戦するべき時期である。
今活躍している経営者やリーダーたちも、実は経営不振や苦境を乗り越えてきた人がほとんどである。むしろ、失敗を経験しているからこそ、成功をつかむ力を養ってきたといえる。

一方で、結果だけを見て後出しジャンケンのように批判する人もいる。
正直に言えば、そのような人の言葉を気にする必要はない。
挑戦した者だけが得られる学びがあり、そこにこそ価値があるのである。

失敗を糧に成長する

これから先、職業人生は長く続いていく。その中で、失敗は必ず訪れる。
だからこそ「恐れる」のではなく、「どう活かすか」を考える姿勢が重要である。

失敗から学び、改善点を見つけ、次に活かす。この積み重ねが人を大きく成長させる。
社会は“失敗しない人”ではなく、“失敗を糧にできる人”を求めているのである。

まとめ

失敗は、避けるものではなく、未来への種である。挑戦しなければ成功もなく、挑戦すれば失敗はつきもの。だからこそ、恐れずに踏み出すことが重要である。

そして、手を抜かずに真剣に取り組むこと。
挑戦したからこそ学べることがあり、その学びを糧に成長していくことができる。
これからのキャリアにおいて、失敗を恐れるのではなく、成長のための力に変えていこうではないか。

ステップアップナビゲーター

株式会社Cavitte(キャビット)

代表取締役

粟国 傑(あぐにすぐる)

粟国 傑(あぐにすぐる)

自分を守りながら働き続けるコツ

「大丈夫です」「まだいけます」
そう言いながら、いつの間にか限界を超えていた――
そんな経験をしたことはないだろうか。

ここ数年、若手社員の休職が増えていると多くの企業で聞かれるようになった。
真面目で責任感が強い人ほど、自分のキャパを超えても頑張ってしまう。
だが、長く働き続けるためには、無理をしない“思考”が必要だ。
今回は、20代〜30代の皆さんが「頑張りすぎずに成長していく」ためのヒントをお届けしたい。

ゴールを共有し、計画を立てる

まず大切なのは、「何のためにやっているのか」をチームで共有することだ。
業務の目的が曖昧なままでは、どこまでやればいいのか分からず、頑張りすぎてしまう。

だからこそ、
・最終的なゴールはどこか
・どんな成果を期待されているか
を確認することが欠かせない。

そのうえで、スケジューリングを立て、上司やチームメンバーと定期的に進捗を確認することが効果的だ。
自分ひとりで抱えず、「これでいいですか?」「分からないので教えてください」と確認する習慣を持とう。
それだけで、過度なプレッシャーや空回りを防ぐことができる。

無理せず、リフレッシュする

「休んだら迷惑がかかる」
「自分は大丈夫な方だから」
そんなふうに思っていても、実は無理が重なっていることがある。
しかし、それが続けば心や身体に負荷がかかり、ある日突然無理がきかなくなる。
どんなにやる気があっても、人間は休むことが必要だ。

1日しっかり眠る、週末は好きなことに時間を使う、信頼できる人に悩みを相談する――
こうした「小さなセルフケア」が、あなたのパフォーマンスを守ってくれる。
普段からリフレッシュや相談の時間を意識的に設けてほしい。

失敗は成長の糧にすればいい

社会人としてのキャリアは、これから数十年にわたる長い道のりだ。
その中で「失敗しない人」はいない。
むしろ、たくさん転んで、そこから学んだ人こそが、大きな成長を遂げている。
「怒られたらどうしよう」「期待に応えられなかったら嫌われるかも」
そんな気持ちはよく分かる。

だが、一度失敗したくらいでその人の価値が失われることはない。
仕事のなかでのつまずきや後悔も、立ち止まって振り返り、「次はどうするか」を考えられれば、すべてが“成長の材料”になる。

まとめ:長く働くために、“自分を守る力”を身につけよう

頑張ることは素晴らしい。
けれど、頑張り続けるためには、“休む力”や“立ち止まる勇気”も同じくらい大切だ。
それは、これから長く続く職業人生の中で、自分らしく働き続けるための“土台”になる。

どうか、心と身体の声に耳を傾けてほしい。
そして今日も、無理のない一歩を、自分のペースで踏み出していこう。

ステップアップナビゲーター

株式会社Cavitte(キャビット)

代表取締役

粟国 傑(あぐにすぐる)

粟国 傑(あぐにすぐる)


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