沖縄 20~30代就職・転職

「あなたらしく働く」を豊かにするコラム

沖縄の各分野で活躍するエキスパートたちのリアルな声!
仕事選びから働き方、人生観まで様々な視点で深掘り。
「あなたらしく働く」をもっと豊かにするヒントが満載です。

失敗は未来への種

社会人としてキャリアを歩み始めると、「失敗したらどうしよう」と不安に駆られることは誰にでもある。
特に20代から30代の若手にとって、失敗は「評価を下げること」や「将来のキャリアを閉ざすこと」に直結するように感じられるかもしれない。
しかし実際には、失敗は避けるべきものではなく、成長のために必要な通過点である。
本稿では、失敗との向き合い方について考察する。

失敗とは何か

まず大前提として、「失敗しない人はいない」という事実を受け入れることが大切である。
仕事や挑戦の過程で、思うように成果が出なかったり、周囲の期待に応えられなかったりすることは誰にでもある。けれど、それは“その瞬間に望んだ結果が出なかった”にすぎない。

本当に重要なのは、そこから何を学ぶかという点である。
失敗を単なる挫折として終わらせるのか、それとも次のステップに向けたヒントと捉えるのか――その違いが、キャリアの成長スピードを大きく変える。

また、失敗はつきものであるからといって、手を抜いてはならない。
一生懸命に取り組むからこそ、何がダメだったのか、次はどうしたら良いのかが見えてくる。
真剣に取り組んだ先にこそ、次につながる学びがあるのである。

失敗とチャレンジは表裏一体

私自身、株式会社Cavitteを立ち上げてから数え切れないほどの失敗を経験してきた。
うまくいかない企画や、期待どおりに進まなかったプロジェクトも数多くある。
しかし振り返れば、それらの経験こそが今の自分を形づくっている。

チャレンジしなければリターンはない。そして20代こそ、失敗を恐れずに挑戦するべき時期である。
今活躍している経営者やリーダーたちも、実は経営不振や苦境を乗り越えてきた人がほとんどである。むしろ、失敗を経験しているからこそ、成功をつかむ力を養ってきたといえる。

一方で、結果だけを見て後出しジャンケンのように批判する人もいる。
正直に言えば、そのような人の言葉を気にする必要はない。
挑戦した者だけが得られる学びがあり、そこにこそ価値があるのである。

失敗を糧に成長する

これから先、職業人生は長く続いていく。その中で、失敗は必ず訪れる。
だからこそ「恐れる」のではなく、「どう活かすか」を考える姿勢が重要である。

失敗から学び、改善点を見つけ、次に活かす。この積み重ねが人を大きく成長させる。
社会は“失敗しない人”ではなく、“失敗を糧にできる人”を求めているのである。

まとめ

失敗は、避けるものではなく、未来への種である。挑戦しなければ成功もなく、挑戦すれば失敗はつきもの。だからこそ、恐れずに踏み出すことが重要である。

そして、手を抜かずに真剣に取り組むこと。
挑戦したからこそ学べることがあり、その学びを糧に成長していくことができる。
これからのキャリアにおいて、失敗を恐れるのではなく、成長のための力に変えていこうではないか。

ステップアップナビゲーター

株式会社Cavitte(キャビット)

(https://cavitte.co.jp/)

代表取締役

粟国 傑(あぐにすぐる)

他のナビゲーターたちのコラム

テーマ
「失敗を恐れない心構え」

攻めの失敗を重ねよう!

まずこれは断言できるのですが、人生ノーミスで過ごす人間なんていない!ということです。
人に迷惑を掛けたら反省すべきところですが、そうではなく自分の中で収まりの付く範囲なら別に大したことはありません。
実際、何か月か前のしくじった出来事なんて覚えていないですし、人間には「忘れる」という優秀なメカニズムが備わっています。

…ということを、何かあった際は自分に言い聞かせるように過ごしていますし、その攻略法で正解だと思っています。
そもそも「凹む」という感情自体、非常に曖昧なものです。

自分に期待し過ぎているからそういう感情になるだけで、現在地がそんなもんだと思えば立ち位置がはっきりとしてやるべきことが明確になります。
ですから、課題が見つかって、さらなるステップアップのチャンスなんだ!

…ということを、これまた自分自身に言い聞かせるように過ごしています。
その分、肝に銘じていることは「仕事の失敗は仕事で取り返す」ということです。
似たような場面が来るその時に備えて、先の失敗を繰り返さないようなシチュエーションはしないといけないと思っています。

失敗の種類にも、守りと攻めがあると思っていて、何もしなくて好機を逃す“守りの失敗”は何も得られるものが無かったという意味でやはり失敗だと思いますが、チャレンジした結果の“攻めの失敗”からは、やったからこそ分かる次に活かせるノウハウを身に付けられたことや、納得感のある諦めを手に入れられることは、次に進む大きな一歩だと思います。

あれと似てますね!書いてて気づきました。恋愛と似ています!告白したかしていないかで未練が残るかどうか。あの時のフラれた爽快感です!
若いころ、特に20代の頃は失敗なんて無いに等しいかもしれません。瞬間的には失敗だったとしても、長期的には経験です。

ですから、子どもにも自分の失敗は恥ずかし気もなく伝えるようにしています。こうやってしくじった経験を話すことで、子どももなるべく失敗しやすい=踏み出しやすい環境を作りたいと思っています。また、若気の至りでやってしまった恥ずかしい不義理を伝えて、同じ轍は踏まさない教訓になれば良いとも思っています。

失敗をエピソードに変えて浄化させるというのもひとつの手ですね。
「Spotifyをメキシコから乗っ取られて、お気に入り曲リストがラテンだらけになった」時は、ラジオのオープニングトークがひとつ出来たぞ!よっしゃ!くらいの感じでした(これはもしかしたら良くない感覚かもしれませんし、特に何か攻めた結果でもないですが!)

他人の失敗をチャレンジとして讃える習慣ができれば、自分の失敗にも寛容になれる気がします。元気にミスっていきましょう!

ステップアップナビゲーター


ラジオパーソナリティ

ナガハマヒロキ

ナガハマヒロキ

前準備が全て!

私はラジオやテレビ、イベントなどでMCを務めるお仕事をさせていただいています。
情報をお伝えしたり、ゲストを招いてトークを展開したりと様々です。
現場での対応力はもちろん必要ですが、それ以上に準備に時間とエネルギーを使うお仕事です。

司会業の先輩から教えていただいたことは「準備8割、本番2割。10分舞台に立つなら60分喋れるようにしておけ」です。
極端なことを言えば、司会を生業にしていない人でも準備さえできていれば進行はできる!とのこと。

現場での対応力でどうにかなるケースもありますが、そのような芸当をこなせる人は場数を踏んだ猛者ですし、そんな猛者であっても準備不足というのは不安なはず。
そしてその不安はパフォーマンスに必ず響いてきます。

これは司会業に限らず受験や就職活動、営業活動など、どの職業のどのシーンにも言えることではないでしょうか。
準備ができていない時ほど不安を大きく感じるはずです。「準備8割、本番2割」取組む内容に応じて割合のバランスは変わってくるかもしれませんがこの考え方は大事にしています。

しかし現場や本番にはイレギュラーが付き物です。
どんなに準備をしても失敗してしまうことはあります。
僕の仕事で言えば相手と話が噛み合わなかったり、相手のリズムに合わせられなかったり、お伝えするべき情報の話がまとまってなくて分かりづらい説明になってしまうなど。

全ては「準備不足」なのですが、大事なのはその準備不足の「不足」とは具体的に何が不足していて、再発を防ぐためにはどうすれば良いのかを考え次に活かすことです。
将棋で言う試合後の感想戦を頭の中で行い、それぞれの行動や発言の分岐点でどうすればベストもしくはベターだったのか考えながらシミュレーションします。

このとき、前準備を沢山していた場合は質の良い感想戦になりますが、前準備をあまりしていなかった場合は当たり前ですが内容の薄い感想戦になります。得られるもの、次に繋がるものも多くはないはずです。

色々綴りましたが、結局この話は前準備が全て!というところに戻ってきます。
今一度準備の質について、考えてみる機会にしてみてください。

ステップアップナビゲーター

・ラジオパーソナリティ
・メイクマン公式アンバサダー
・空間コーディネーター

タイシロウ

タイシロウ

失敗は絶対にするもの

こんにちは、よすみです。
皆さんは今までどんな失敗をしてきましたか?
そして失敗が恐いですか?

…実は私もめちゃくちゃ失敗を恐れてしまうタイプです。
私は芸人という仕事柄、いろんな形のお仕事に挑戦する事が多いのですが、その度に失敗が恐しくて!医者に見せたら「これは異常だ!」と即答されるくらい動悸がします。
今回はそんな中で、失敗を恐れず挑戦するための私なりの心構え的なことをお話できればと思います!

基本的に私は、大抵のお仕事は失敗する前提で考えています。
こう書くとめっちゃネガティブな感じがしますけど、違うんです。
失敗する場面を思い浮かべると、なんとなくその失敗への対策も浮かんできますよね。
こういう所で失敗しそうとか、私はこういう失敗しがちとか、その想像をできる限りしながら対策を打っていくと「万が一失敗してもこういうカバーができる!」という安心感につながります。

あと、失敗した時のためにあらかじめ「仕事終わりの自分へのご褒美」も考えときましょう。
大好きなご飯屋さんに行くのか、普段買わない高いスイーツを食べるのか、なんだっていいんです。
まずどんな失敗をしたって、とにかく頑張った事には変わりないんですから!
この仕事が終わったらこの楽しみがある、と考えると少し気が楽になりますよね。

それと失敗した後の振り返りも大事ですよね。
初めてのお仕事だと、想定できない失敗があるのは当たり前です。
そこを振り返りながら対策を考えると、次は失敗しないぞ!という心構えに繋がります。

また「失敗が恐くて挑戦できません」という方もたくさんいると思いますが、安心してください。
『失敗は絶対にするもの』なので。

私はまだ25年間しか生きてませんが、失敗しない人を一度も見た事がありません。
すごく頼りになるスーパーマンみたいな先輩や上司でも、聞いてみると案外エグい失敗をしているもんです。
そこを乗り越えて今のスーパーマンになっているのかと考えると、自分の失敗も「これからスーパーマンになるための試練なんだ」と少し前向きに捉えられますよね。
失敗は成功のもと、とはよく言ったもんだと本当に思います(笑)

これが大体の私の心構え的な事ですが、皆さんの参考になると嬉しいです。
ちなみに私が真っ先にやるのは「自分へのご褒美を考える」事ですね(笑)

このコラムが出る頃にはもう終わってるんですが、実は今、初めてのスタンダップコメディライブ出演を控えています…
恐い、スタンダップで失敗するの恐すぎる…
とりあえず終わったら大好きなうどん屋さんに行く、というご褒美は決めているので、あとは失敗しないかどうかですね。

上手くいったらテンション上がって次のコラムでちょろっと報告させてもらうと思います!
報告がなければ…その時は察してくださいね(笑)

ステップアップナビゲーター

吉本興業株式会社
株式会社よしもとエンタテインメント沖縄

お笑いコンビ 桃花鳥(トキ)

よすみ

よすみ

粟国 傑さんの他のコラム

「言えない自分」を少しずつ変えていくために

会議や打ち合わせで、「こう思うんだけど…」と頭では考えているのに、なかなか口に出せない。そんな経験はないだろうか。
実は、“自分の意見を言うのが苦手”という悩みは、多くの人が抱えている。
今回は、その原因を整理し、少しずつ「伝えられる自分」になるためのステップを考えていきたい。

1.苦手には、2つのタイプがある
「意見を言うのが苦手」と一口に言っても、実は2つのタイプがある。
ひとつは自分の意見をまとめるのが苦手なタイプ
もうひとつは、意見はあるけれど発言するのが苦手なタイプだ

まず前者の場合は、書いて整理することが効果的だ。
頭の中で考えるよりも、ノートに書き出すだけで「自分は何を伝えたいのか」が見えてくる。
その際に役立つのが、PREP法(Point→Reason→Example→Point)だ。

たとえば、何か提案したいときに次の順番で考えてみよう。

1.Point(結論):私は○○すべきだと思う
2.Reason(理由):なぜなら〜だから
3.Example(具体例):たとえば〜のような事例がある
4.Point(再主張):だから○○すべきだと考える

この流れで書くと、頭の中が整理され、筋の通った意見になる。

2.発言する勇気は“慣れ”で育つ
一方、意見はあるのに発言できない人も多い。
「間違っていたらどうしよう」「知識が浅いと思われたら恥ずかしい」——そんな不安を抱えて、つい黙ってしまう。

だが、これは決して“あなただけ”ではない。多くの日本人が同じような不安を抱えている。
大切なのは、完璧な意見を言おうとしないこと。
まずは「会議や打ち合わせで1回は発言する」「1つは質問をしてみる」と小さなルールを決めよう。
回数を重ねるうちに、「思ったより大丈夫だった」「聞いてもらえる」と実感できるようになり、自然と慣れてくる。

3.“受け身の時間”を“考える時間”に変える
ただし、発言や質問をする前には、自分なりに整理しておくことが大切だ。
たとえば、会議中も「このテーマを自分だったらどう考えるか?」と置き換えてみる。
受け身で聞くよりも、能動的に考える姿勢が、思考力と発言力の両方を育てていく。
その習慣を続けているうちに、気づけば自然と自分の意見を持ち、伝えられるようになっていくはずだ。

まとめ:小さな一歩が、自信をつくる
意見を言うのが苦手なのは、才能の問題ではなく、整理と慣れの問題である。
ノートに書き出して思考を整理し、会議では1回でも発言してみる。
その小さな積み重ねが、やがて「意見を言える自分」への自信になる。

大切なのは、うまく話すことではなく、自分の考えを持つこと。
今日から少しずつ、“伝える勇気”を育てていこう。

ステップアップナビゲーター

株式会社Cavitte(キャビット)

代表取締役

粟国 傑(あぐにすぐる)

粟国 傑(あぐにすぐる)

自分を守りながら働き続けるコツ

「大丈夫です」「まだいけます」
そう言いながら、いつの間にか限界を超えていた――
そんな経験をしたことはないだろうか。

ここ数年、若手社員の休職が増えていると多くの企業で聞かれるようになった。
真面目で責任感が強い人ほど、自分のキャパを超えても頑張ってしまう。
だが、長く働き続けるためには、無理をしない“思考”が必要だ。
今回は、20代〜30代の皆さんが「頑張りすぎずに成長していく」ためのヒントをお届けしたい。

ゴールを共有し、計画を立てる

まず大切なのは、「何のためにやっているのか」をチームで共有することだ。
業務の目的が曖昧なままでは、どこまでやればいいのか分からず、頑張りすぎてしまう。

だからこそ、
・最終的なゴールはどこか
・どんな成果を期待されているか
を確認することが欠かせない。

そのうえで、スケジューリングを立て、上司やチームメンバーと定期的に進捗を確認することが効果的だ。
自分ひとりで抱えず、「これでいいですか?」「分からないので教えてください」と確認する習慣を持とう。
それだけで、過度なプレッシャーや空回りを防ぐことができる。

無理せず、リフレッシュする

「休んだら迷惑がかかる」
「自分は大丈夫な方だから」
そんなふうに思っていても、実は無理が重なっていることがある。
しかし、それが続けば心や身体に負荷がかかり、ある日突然無理がきかなくなる。
どんなにやる気があっても、人間は休むことが必要だ。

1日しっかり眠る、週末は好きなことに時間を使う、信頼できる人に悩みを相談する――
こうした「小さなセルフケア」が、あなたのパフォーマンスを守ってくれる。
普段からリフレッシュや相談の時間を意識的に設けてほしい。

失敗は成長の糧にすればいい

社会人としてのキャリアは、これから数十年にわたる長い道のりだ。
その中で「失敗しない人」はいない。
むしろ、たくさん転んで、そこから学んだ人こそが、大きな成長を遂げている。
「怒られたらどうしよう」「期待に応えられなかったら嫌われるかも」
そんな気持ちはよく分かる。

だが、一度失敗したくらいでその人の価値が失われることはない。
仕事のなかでのつまずきや後悔も、立ち止まって振り返り、「次はどうするか」を考えられれば、すべてが“成長の材料”になる。

まとめ:長く働くために、“自分を守る力”を身につけよう

頑張ることは素晴らしい。
けれど、頑張り続けるためには、“休む力”や“立ち止まる勇気”も同じくらい大切だ。
それは、これから長く続く職業人生の中で、自分らしく働き続けるための“土台”になる。

どうか、心と身体の声に耳を傾けてほしい。
そして今日も、無理のない一歩を、自分のペースで踏み出していこう。

ステップアップナビゲーター

株式会社Cavitte(キャビット)

代表取締役

粟国 傑(あぐにすぐる)

粟国 傑(あぐにすぐる)


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